·市に帰(き)するが如し
市に人が集まるように、徳のある者に人は慕い集まる。
·一日一善(いちにちいちぜん)
些细な事でも良いから毎日何か一つ善い行ないをすること。また、そういう心挂け。
·一日これを暴して十日これを寒す(一日これをさらしてとおかこれをかんす)
一日阳光に曝して暖め、十日间冷やす意から、勤勉に努めることが少なく、怠けることが多いということ。また、一方で努力して、一方で怠けること。
·一日猿楽に鼻を欠く(いちにちさるがくにはなをかく)
得る所が少なく、失うことの多い。
·一日三秋(いちにちさんしゅう)
一日が非常に长く感じられること。思慕の情が甚だしく、待ち焦がれる気持にいう。类:●一日千秋。
·一日千秋(いちにちせんしゅう)
「千秋」は千年のこと。一日が非常に长く感じられること。とても待ち远しいこと。类:●一日三秋。●一刻千秋。
·一日の计は朝にあり一年の计は元旦にあり(いちにちのけいはあさにありいちねんのけいはがんたんにあり·あしたにあり~)[=春にあり]
一日の计画は朝早いうちに立てるべきであり、一年の计画は年の初めの元日に立てるべきである。物事は最初が肝心であるということ。
·一日の长(いちにちのちょう·いちじつのちょう)
他人より少しだけ年上であること。転じて、経験や知识、技能などが他の人より少しだけ优れていること。
·市に虎を放つ(いちにとらをはなつ)
多くの人が集まる市场のような场所に虎を放つという事で、危険极まりない行为をたとえていう。
·市に虎あり(いちにとらあり)[=三虎を致す]
事実无根の噂や风说も、言う人が多ければ、ついに信ずるようになる。また、存在しないことや伪りなどが、実(まこと)しやかに言われること。
·一二に及ばず(いちににおよばず)
一つ何々二つ何々と、细かく分けて触れないということから、详しく书かない。あれこれ言わない。多く手纸の结びなどに用いた。类:●不一(ふいつ)。
·一にも二にも
他のことを考えないで、先ずそのことを头に置く。何を置いても先ず。例:「一にも练习、二にも练习」。「一にも」と「二にも」の间に语句がはいる场合もある。
·一二を争う(いちにをあらそう)
多数の中で、一位二位を争う。また、最も优れているか、そうでなくても三位以下には下がらないということ。
·一人虚を伝うれば万人実を伝う(いちにんきょをつたうればばんにんじつをつたう)
一人が嘘を言い触らすと、これを闻いた大势の人が事実として言い触らすものだ。类:●一犬形に吠ゆれば百犬声に吠ゆ。
·一人前(いちにんまえ)
1.一人に振り当てられる分量。类:●一人分。例:「鳗重の松を一人前ください」
2.成人であること。また、成人としての资格や能力があること。例:「嫁を贳って一人前になる」「一人前の分别」
3.技能などが人并みの域に达すること。例:「二人合わせて一人前」
·一念岩をも彻す(いちねんいわをもとおす)[=岩にも彻る]
强固な信念、至诚でことに当たれば、いかなることも成し遂げることができる。
·一念天に通ず(いちねんてんにつうず) 専心すれば、その心が天に通じて、いかなることでも成し遂げることができる。
类:●蚁の思いも天に登る。●石に立つ矢。●念力岩をも通す。●一念岩をも通す。
·一年の计は元日にあり(いちねんのけいはがんたんにあり·はかりごと~)[=元旦·正月·春にあり]
物事は最初が肝心で、先ず计画を立ててから事に当たるべきだ。
·一の裏は六
善と悪は巡り巡る。(さいころの目の「一」の裏は「六」であることから)
·一のかしら
第一番。类:●いの一番。
·一の笔(いちのふで)
1.最初に笔を入れること。最初に记名すること。転じて、最初。第一。类:●笔头.
2.军阵で一番首を取ったことを首帐の最初にしるすこと。第一の功労者。
3.年头の书き初め。
·一の物(いちのもの)[=者]
1.优れた物、または、人。
2.最も気に入っている物、または人。
3.楽所(がくそ)の职阶の一つ。勾当(こうとう)の别称で、左楽と右楽にそれぞれ一人ずつ定めたの技芸者。今の宫内庁楽部の楽长に当たる。
·一暴十寒(いちばくじっかん)
一日阳光に曝して暖め、十日间冷やすという意味から、勤勉に努めることが少なく、怠けることが多いということ。また、一方で努力して、一方で怠けること。
类:●一日これを暴(さら)して十日(じゅうじつ)これを寒(ひ)やす。●一日暖めて十日寒す。
·一番乗り(いちばんのり)
1.戦(いくさ)で、第一番に敌阵や敌城に攻め込むこと。また、その人。类:●一番駆け。●先駆け。
2.その场所へ最初に到着すること。また、その人。例:「海上に一番乗りをする」
·一姫二太郎(いちひめにたろう)
子を持つには、最初は女で次は男が良いということ。
(女は一人で男は二人が良いという解釈もある。)
·一病息灾(いちびょうそくさい)
无病で健康な人よりも、一つぐらい病気のある人の方が健康に気を配り、却って长生きできる。
·一分一厘(いちぶいちりん)
後ろに、打消しの语を伴って、ほんの仅かも。少しも。例:「一分一厘、狂いがない」
·一富士二鹰三茄子(いちふじにたかさんなすび)
梦に见ると縁起が良いとされているものを顺にならべた文句。多く初梦にいう。
·一部始终(いちぶしじゅう)
1.一部の书物の、始めから终わりまで。
2.物事の始めから终わりまで。物事の详细。ことの成り行き、颠末(てんまつ)。类:●一伍一什(いちごいちじゅう)。
·市兵卫(いちべえ)
1.江戸浅草の市に集まる商人や客のこと。类:●市客(いちきゃく)。
2.桑の一品种.近世、芝居者の间で、桑の隠语としても用いられた。
·一别以来(いちべついらい)
别れてからこのかた。この前に会ってからこのかた。类:●一别来。
·一望千里(いちぼうせんり)
一目で千里の远くまで见渡せること。眺めが良く広々としている様子。
·一木大厦の崩るるを支うる能わず(いちぼくたいかのくずるるをささうるあたわず)
「大厦」は大きな建物のこと。 大きな家が倒れるときは、一本の木で支えることなど到底无理である。大势が倾きかけている时は、一人の力ではどうすることもできない。
·一枚岩(いちまいいわ)
一枚の板のようになっている岩は大きくがっしりしているところから、国家や组织、団体などの结束が强固で、一つに良く缠まっていることを表す。
类:●磐石(ばんじゃく)。
·一枚看板(いちまいかんばん)
1.上方(かみがた)の歌舞伎剧场の前に掲げる大きな饰り看板。外题(げだい)を勘亭流で大きく书き、その上部に主要な役者の絵姿を描き表わしたもの。江戸では大名题(おおなだい)といった。 类:●名题看板。●外题看板。
2.歌舞伎などの一座で、その中心となっている役者。転じて、多数の仲间のうちで、他に夸り得る中心人物。例:「此の家の一枚看板」
3.他に取り柄はないが、たった一つ他に夸り得るものがあること。また、そのもの。
4.武家で、中间(ちゅうげん)や小者(こもの)などに与えた法被(はっぴ)を「かんばん」と呼んだところから、一枚の着物の他に、着替えがないこと。また、その一枚しかない着物。类:●一张罗.
·市松でないが腹で泣け(いちまでないがはらでなけ) 心
の中でだけ泣いて、泣き颜を人に见せるな。
·一味同心
同じ目的のために力を合わせ、心を一つにすること。また、その人々。
类:●一味徒党。●同志。
·一脉相通ずる(いちみゃくあいつうずる)
性质や考え方などが、ある程度类似したり、***通したりする。
·一面の网(いちめんのもう)
仁政(じんせい)の喩え。転じて、法の执行、适用が苛酷でないこと。
·一网打尽(いちもうだじん)
一度だけ网を打って多くの鱼を取り尽くすこと。転じて、捕り物などで、一挙に一味の者を残らず捕えること。
反:●大山鸣动して鼠一匹。
·一毛不抜(いちもうふばつ)
1本の毛さえ惜しむほどけちであること。利己主义であること。
·一目置く(いちもくおく)
囲碁で、黒が先に一目打って始めるところから、自分より优れている者に対して、一歩譲る。
类:●後尘を拝す。●一歩を譲(ゆず)る。
·一目散(いちもくさん)
多く「に」を伴って、脇目も振らずに逃げる様子。
·一目十行(いちもくじゅうぎょう)
一目で一〇行も読み下すこと。书物を速く読む力の优れていること。
·一目瞭然(りょうぜん)
物事の有様が、一目见ただけではっきりと分かる様子。
·一文惜しみの百损(いちもんおしみのひゃくそん)[=百知らず]
目先の仅かな金銭を惜しむばかりに、将来の大きな利益を取り损なうこと。また、それに気付かないこと。
反:●损して得取れ。
·一文は无文の师(いちもんはむもんのし)
たった一字でも知っていれば、文盲の者より优れているという意味で、自分より仅かでも优れている人がいたら、その人を师と仰ぐべきだいうこと。
·一夜検校半日乞食(いちやけんぎょうはんにちこじき)
俄か成金は忽ちその财を失ってしまう。栄枯盛衰が激しいことの喩え。
·一夜乞食(いちやこじき)
金持ちが一夜で零落(おちぶ)れること。また、その人。
·一夜渍け(いちやづけ)
1.芜(かぶ)や菜などを、一晩だけ渍けたもの。早渍け。
2.短时间に大急ぎでやる仕事や勉强。 例:「试験勉强の一夜渍け」
3.歌舞伎などで、世间で今现在评判になっている事件などをすぐ脚色、上演すること。また、その芝居。
·いちゃもん
(いわ)れのない言い挂かりを指す俗语.
类:●难癖(なんくせ)。例:「いちゃもんを付ける」
·意中の人(いちゅうのひと)
心の中で密かに目当てと思っている相手。恋しく思っている相手。